SCIENCE

乳酸菌生産物質が広げる可能性

腸を起点とした研究は、
今、新たな広がりを見せています。

本ページでは、
腸活と乳酸菌生産物質に関する研究背景をもとに、
現在注目されている考え方や可能性についてご紹介します

なぜ今、腸活なのか

食事にこだわり、高価なサプリメントを摂り、休息も十分に確保する。
最高のパフォーマンスを目指して自分を磨き続けているのに、
期待したほどの実感を得られない――。

その原因は、身体の吸収と循環の入り口である「腸(Gut)」に
パフォーマンスを阻害する壁を築いているからかもしれません。

この壁は、現代社会特有のストレスや添加物によって築かれ、
あなたの努力や投資を阻み、全身への巡りをせき止めているのです。

パフォーマンスを阻害する壁の図

※腸で生成されたセロトニンが直接脳に届くわけではありませんが、腸の状態が整うことで脳内セロトニンの材料(トリプトファンなど)の供給が円滑になり、迷走神経を通じた脳への信号伝達も最適化されることが研究で示唆されています。

01

全身のコンディショニングを支配する「免疫の砦(とりで)」

全免疫細胞の約70%が集結する腸は、外的要因に負けない身体を作る最前線の砦です。
ここを整えることが、揺るぎない土台作りに繋がるといわれています。

02

思考と感情の質を左右する「脳腸相関」

「第二の脳」と呼ばれる腸は、神経系を通じて脳とリアルタイムに情報を共有。
集中力やメンタルの安定を直接的に左右する司令塔の役割を果たしているという研究報告があります。

03

「材料」を供給し、信号を送るセロトニンのメカニズム

「幸せホルモン」セロトニンの約90%は腸に存在。
腸内環境の安定は、脳のコンディショニングを支える材料供給をスムーズにし、
迷走神経を介して脳へポジティブな信号を送ることへ繋がるという研究報告があります。

腸と脳と免疫の相互関係の図

※腸で生成されたセロトニンが直接脳に届くわけではありませんが、腸の状態が整うことで脳内セロトニンの材料(トリプトファンなど)の供給が円滑になり、迷走神経を通じた脳への信号伝達も最適化されることが研究で示唆されています。

腸は、免疫・脳・ホルモンバランスまで、全身のコンディションに深く関わっています。

だからこそ、
「どのように腸に働きかけるか」

というアプローチの選択が、これまで以上に重要になってきています。

※【参考文献・出典】

1. Vighi G, et al. (2008). "Allergy and the gastrointestinal system."
Clinical & Experimental Immunology, 153(Suppl 1), 3–6.
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/j.1365-2249.2008.03713.x

※腸管が人体最大の免疫器官であり、全免疫細胞の約70〜80%が存在することを示した論文。

2. Mowat AM & Agace WW. (2014).
"Regional specialization within the intestinal immune system."
Nature Reviews Immunology, 14(10), 667–685.
https://www.nature.com/articles/nri3738

※腸管が膨大な数のリンパ球を抱え、高度な免疫ネットワーク(GALT)を形成していることを解説した論文。

3. Gershon MD & Tack J. (2007). "The serotonin signaling system: from basic understanding to drug development for functional GI disorders."
Gastroenterology, 132(1), 397–414.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17241888/

※体内のセロトニンの約90%が腸管(腸クロム親和性細胞)で産生・貯蔵されることを示した論文。
セロトニン研究の第一人者 Gershon らによる、腸内セロトニン系の決定版レビュー。

4. Yano JM, et al. (2015). "Indigenous bacteria from the gut microbiota regulate host serotonin biosynthesis."
Cell, 161(2), 264–276.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25860609/

※腸内細菌(常在菌)が宿主のセロトニン合成を直接制御することを実証した論文。
腸内環境の整備がセロトニン産生に影響することを示す、腸脳相関の重要な根拠。

腸活の種類と課題

「生きた菌」を摂れば、すべて解決する――。
そんなこれまでの常識が、今、揺らいでいます。

多くの人が直面する「良いと言われる菌を摂っても実感が得られない」という悩み。

その背景には、一人ひとり異なる「腸内フローラ」という強固な既存エコシステムと、
外から入る菌との間に立ちはだかる「相性の壁」が存在します。

01

定着を阻む「先住菌」という既存権益

私たちの腸内には、すでに100兆個もの「先住菌(常在菌)」が独自の生態系を築いています。
新しく外から入ってきた菌(プロバイオティクス)は、多くの場合「よそ者」として
弾き出され、定着できずに通過してしまいます。

02

「通過菌」としての限界

摂取した菌が腸内に留まれるのは、多くの場合、数日から長くても2週間。
摂り続けなければ効果が持続せず、根本的な体質変化に繋がりづらいのが生きた菌
(プロバイオティクス)の課題です。

03

一人ひとり異なる「パーソナライズ」の必要性

最新のゲノム解析により、ある菌が定着するかどうかは、その人の遺伝子や
元々の腸内環境に依存することが分かってきました。
万人に効く「魔法の菌」は存在しないのです。

定着の壁と通過菌のメカニズム

従来の腸活が抱えていた「定着と相性」という課題。
「菌を育てる」「生きた菌を届ける」以外のアプローチへの注目が高まる中で、
新たに浮上してきたのが、3つ目の「良い成分をそのまま受け取る」という考え方です。

※【参考文献・出典】

5. Zmora N, et al. (2018). "Personalized Gut Mucosal Colonization Resistance to Empiric Probiotics Is Associated with Unique Host and Microbiome Features."
Cell, 174(6), 1388–1405.
https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(18)30943-3

※プロバイオティクスの腸内定着には個人差(遺伝・腸内環境)があることを示した論文。

6. Kristensen NB, et al. (2016). "Alterations in fecal microbiota composition by probiotic supplementation in healthy adults: a systematic review of randomized controlled trials."
Genome Medicine, 8, 52.
https://genomemedicine.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13073-016-0300-5

※健康な成人の腸内細菌叢はプロバイオティクス摂取によっても構成が変わらないことを複数のRCTから示した、定着説に再考を促した権威あるメタ分析。

腸活を支える3つのバイオティクス

腸活と一言でいっても、
そのアプローチにはいくつかの種類があります。

代表的なのが、「プレバイオティクス」「プロバイオティクス」、そして近年注目されている「ポストバイオティクス」です。

それぞれ役割や働きが異なるからこそ、
違いを正しく理解することが、自分に合った選択につながります。

それぞれの特徴を、シンプルに整理すると以下の通りです。

腸活を支える3つのバイオティクス

これまでの腸活は、
「菌を育てる」「菌を取り入れる」という考え方が中心でした。
では、
「菌がつくり出した成分を取り入れる」という選択は、どのように違うのでしょうか。

バイオティクスの違い

腸内環境は、よく「土壌」に例えられます。

どれだけ良いものを取り入れても、
土壌の状態によって結果は変わってしまう。

これまでの腸活と新しいアプローチの違いを、次のイメージで見てみましょう。

腸内環境を「畑」で考える

・プレバイオティクス=土を整える(栄養を与える)・プロバイオティクス=苗を植える(菌を入れる)
・ポストバイオティクス=収穫物をそのまま取り入れる

腸内環境という“土台”に左右されるのか、
それとも、すでに生まれた“有用成分”を取り入れるのか。

アプローチの違いが、実感の違いにつながる可能性があります。

最適な選択肢を知る

「腸活」には、いくつかの確かな道があります。
どれか一つが正解というわけではなく、

大切なのは「今の自分のコンディション」や「目指すゴール」に対して、

どのアプローチが最善かを判断することです。

01

「環境を整える」か「成果を届ける」か

既存の菌をサポートする、あるいは新しい菌を補給する従来の手法に対し、
菌が生み出した「成果(有用成分)」を直接届ける方法が今、注目を集めています。

02

自身のコンディションに合わせた選択

日々の健康維持のためのベース作りなのか、あるいは、すぐにでもパフォーマンスの壁を
突破したいフェーズなのかによって、選ぶべきスピード感も変わります。

03

身体との「相性」を考慮した確実性

外から取り入れる菌の定着には、自身の腸内環境との相性が大きく関わります。
相性に左右されず、確実に成分を届けたい場合には、完成された成分の補給が有効です。

腸内コンディショニングのアプローチ比較

※ここでは、「ドリンク」はそのまま飲む設計のため水などの媒体で希釈されているものを指し、「液体」は希釈や混合が可能な「原液エキス」のことを言います。

どのアプローチが自分に合っているかを判断するためには、
それぞれの特性を正しく理解することが大切です。

その中でも今注目されている3つ目の
「ポストバイオティクス」には、長年にわたる学術的な背景があります。

乳酸菌生産物質とは

乳酸菌生産物質とは、乳酸菌やビフィズス菌などが発酵の過程で生み出した
代謝産物を活用した発酵素材です。

菌そのものを摂取するのではなく、
菌が作り出した成分を直接取り入れるという考え方から生まれました。

使用する菌が単一か複数かに関わらず、
発酵によって生まれた成分群は「乳酸菌生産物質」と呼ばれます。

そのため、使用する菌の種類や発酵条件によって、素材ごとに成分構成や研究背景が異なります。

01

長年積み重ねられてきた研究の歴史

乳酸菌生産物質は、国内外で長年にわたって研究されてきた発酵素材です。
長崎国際大学 名誉教授・榊原隆三先生をはじめ、複数の研究者によって、
安全性や機能性の検証が積み重ねられてきました。

02

腸を中心とした、全身へのつながり

腸は、身体のコンディションを支える中心的な存在です。
その働きは腸内だけにとどまらず、脳・免疫・肌など、全身とつながりながら影響を与えています。
乳酸菌生産物質は、この「腸を中心とした全身のネットワーク」に着目した研究領域として、
多角的な視点から研究が続けられています。

03

国際的にも広がりつつある研究領域

近年では、乳酸菌生産物質の考え方は、国際的にも「バイオジェニックス」や
「ポストバイオティクス」といった概念と関連づけられながら、世界的に注目を集めています。

腸を中心とした全身のネットワーク

乳酸菌生産物質への科学的な関心は、国内外で高まり続けています。

そして近年では、使用する菌の種類や発酵条件によって、
生み出される成分構成が異なることにも注目が集まっています。

その違いが、素材ごとの研究や特徴につながっています。

菌の組み合わせが生む多様性

乳酸菌に「ブルガリア菌」や「ガセリ菌」といった様々な種類があるように、
複数の菌を組み合わせて発酵・製造された乳酸菌生産物質にも、
素材ごとに固有の名称が存在します。

使用する菌の種類や組み合わせ、発酵条件によって含まれる成分の
構成が異なるため、素材ごとに独立した研究が行われています。

01

菌の種類と発酵条件が、成分を決める

乳酸菌生産物質は、どの菌を使うか、どのような環境で発酵させるかによって、
生み出される成分の種類や構成が大きく変わります。

02

素材ごとに異なる研究背景

それぞれの乳酸菌生産物質は、固有の名称のもとで独自の研究が積み重ねられています。
素材の名称は、その研究の積み重ねと品質の証でもあります。

03

組み合わせが生む、複雑な成分構成

単一の菌では生まれない成分も、複数の菌を組み合わせることで生まれる場合があります。
菌の組み合わせと発酵環境が、成分の多様性を左右します。

菌の組み合わせが生む多様性

こうした背景のもと、さまざまな発酵設計による素材が研究されています。
乳酸菌生産物質は一種類ではなく、素材ごとに異なる特性と研究背景を持っています。

その中の一つが、乳酸菌生産物質「PS-B1」です。

PS-B1は、5種類のビフィズス菌と16種類の乳酸菌、
合計21種の菌を共棲培養して得られた発酵素材で、
現在13に及ぶ研究領域において多角的な研究が続けられています。

工場写真

乳酸菌代謝物「PS-B1」の可能性

乳酸菌生産物質「PS-B1」は、国内外の大学・研究機関において、
単なる栄養補給の枠を超えた、多角的な研究が続けられています。

現在までに報告されている13に及ぶ主要な研究領域から、
その多角的な可能性を紐解きます。

13の主要な研究領域(乳酸菌生産物質)

※本ページに記載の学術内容は、乳酸菌生産物質PS-B1の製造を担う株式会社バイオジェノミクスが、国内外の大学・研究機関と共に 行った研究成果に基づいています。
これらは乳酸菌生産物質の学術的な特性を説明するものであり、製品の具体的な効能・効果を保証するものではありません。

乳酸菌代謝物「PS-B1」をめぐる研究は、
腸といった特定の領域にとどまらず、多角的な視点から継続的に積み重ねられています。

その広がりが、乳酸菌代謝物という素材への科学的な関心の高さを示しています。

最新解析が証明した「850」

最先端のメタボローム解析(網羅的成分分析)が、
これまでの分析データを更新しました。

従来のPS-B1の研究で判明していた409種類という数値を大きく超え、
この一滴には「850種類」もの有用成分が含まれていることが確認されています。

01

409種から850種へ。常識を覆す進化

これまでの分析技術では検知できなかった微量ながらも重要な成分が、次々と特定されました。
乳酸菌代謝物として「850種類」という多様性は、科学が証明した事実です。

02

生命活動を支える「成分の宝庫」

判明した成分は、身体の土台を作るアミノ酸から、伝達を担うペプチド類、
エネルギー源となる短鎖脂肪酸まで多岐にわたります。
これらが絶妙なバランスで共存していることが、乳酸菌生産物質の多角的な研究に繋がっています。

03

一滴に宿る「密度の科学」

50種類という数字は、単なる種類の多さではなく、
それらが「一滴」に凝縮されていることに意味があります。
水などの溶媒で薄めることのない原液100%だからこそ成し得た、科学的な結晶です。

最新メタボローム解析による「850成分」の可視化

カテゴリ

※成分の種類数は最新メタボローム解析による国結果に基づくもので、特定の治療や予防を目的にしたものではなく、
あくまで製品に含まれる成分の多種生示しています。

850種類という数字は、
乳酸菌生産物質の研究の現時点における到達点です。

分析技術の進化とともに、
その可能性はさらに深く解明されていくことが期待されています。

乳酸菌生産物質が広げる可能性

このページでは、腸活の基礎から、
乳酸菌生産物質「PS-B1」をめぐる最新の研究までを紹介してきました。

改めて、重要なポイントを整理します。

これまでのまとめ
腸は免疫・脳・ホルモンバランスまで、全身のコンディションに深く関わっている
腸活には「プレ・プロ・ポスト」3つのアプローチがあり、それぞれ役割が異なる
乳酸菌生産物質は、乳酸菌やビフィズス菌などの発酵によって生まれた成分群を活用するという考え方
乳酸菌生産物質は、使用する菌が単一か複数かに関わらず、発酵によって生まれた成分群を指す
乳酸菌生産物質PS-B1には850種類もの有用成分が確認されており、多角的な研究が続けられている

乳酸菌生産物質という素材の可能性は、まだ解明の途上にあります。
科学の進歩とともに、その理解はさらに深まっていくことが期待されます。

乳酸菌生産物質という素材への科学的な関心は、
今後もさらに高まっていくことでしょう。

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